2019年3月27日水曜日

インフルエンザが引き起こす疾患

インフルエンザと風邪とは大きく違います。

まず、風邪は発熱とか咳はありますが全身的な症状がありません。

これに対して、インフルエンザでは強い全身症状があらわれます。

インフルエンザ脳炎(脳症)は、インフルエンザのウイルスが脳に侵入して炎症を起こし、脳の機能が低下する疾患です。

インフルエンザ感染による発熱から24~48時間くらいで急激に体調が変化し、嘔吐、痙攣、意識障害などがみられるようになります。また、妄想や幻覚などによる異常な言動もあらわれます。

おもに、1~3歳児が発症し、そのうち30%が死亡、25%に運動麻痺などの後遺症が残るという非常に危険な疾患です。

肺炎は、インフルエンザによって体の抵抗力が弱くなっている時に、ウイルスや細菌が肺に侵入して炎症を起こすものです。

のどが痛くないのにせきが出たり、38℃以上の高熱が1週間以上続きます。

体力が落ちている人や、免疫力の弱い子どもやお年寄りが、インフルエ ンザや風邪の合併症として発症することが多く、ときには死に至ることもありますので、注意が必要です。

心筋炎は、心臓を動かしている筋肉(心筋)がインフルエンザなどのウイルスや細菌に感染することで炎症を起こす疾患です。

発熱、せき、のどの痛み、全身の倦怠感などの風邪に似た症状に続き、動悸、不整脈、呼吸困難などの症状があらわれます。

重症化すると劇症型心筋炎に発展します。

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